沖縄では衆院全4選挙区で自民候補と、玉城デニー知事を支える政治勢力「オール沖縄」の推す候補が激突し、オール沖縄側が選挙前の3議席から1議席減らす結果となった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を旗印としてきたが、辺野古を抱える3区でも敗北。衝撃が広がっている。
3区で勝利した元沖縄北方相の自民新顔、島尻安伊子氏(56)は31日夜、報道陣に「(勝因は)コロナ後の経済対策と沖縄振興の訴え」と語った。移設への有権者の考えに変化があるかとの問いには「私はずっと普天間の一日も早い危険除去が第一と話してきた。そういった私の当選は大変重いご判断」と話した。
自民にとっては衆院選で2014年全敗、17年1勝からの議席増。来年1月の名護市長選、来秋の知事選に向け「100点満点の結果だ」と自民党県連の関係者は手放しで喜ぶ。
島尻氏勝利の要因は、有権者…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル